20181025

飯川雄大さんのZINE「IMPULSE AND THINGS AROUND」。ここが、いいな、こういうことをしている人、いいな、と思って、買う。

『私がプロジェクトを通して、鑑賞者と考えたいことは、第三者に自分の体験や感動を伝える時、
色や形、大きさ、場所などは重要ではなく、むしろ、そこから欠落してしまった「衝動」や「驚いたり面白いものを見つけた時、何が大事か」についてです。』

これからの自分を支えてくれるのは、LIVEでしか感じ得ないその時の衝撃。写真にとらなくても、SNSにあげなくても、自分で味わえばいいそれを、伝えたくて写真に文字にしてしまう。とりこぼさずに伝えるなんてできなくて、体感してもらいたくて、来て、来て、と叫ぶ。みんながそう叫びたくなるモノを、抱えてるから。それらが交わればいいのに。違う、交わらなくてもいい、、って思う、けど、そんなことはない。やっぱり。伝えたい。

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by geroken | 2018-10-26 21:32 | 日記 | Comments(0)

20181024

村上春樹さんの「約束された場所で」を読み終える。タイトルはマーク・ストランドの詩から。最後の河合隼雄さんとの対話がとてもよかった。「善と悪」「説明がつかないこと」「バランス感覚」、、ひとつひとつ今まで読んできた書籍のことも思い返しながら読んでいくと、唐突に『戦前の「満州国」の存在に似ているかもしれない』と!ここ数日、従兄がまとめてくれた祖父の記録を、満州国の地図と突き合わせながら少しずつ読んでいたところで驚く。読書はこういうことがいきなり起こるので侮れない、、すべては繋がっているんだなぁと思う。祖父の記録は、いかんせん地名と場所が一致しなくて、なかなか読み進められていなんだけど、、がんばってみよう。
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by geroken | 2018-10-24 18:14 | 日記 | Comments(0)

読む

 「ぽかん」という文藝誌(文芸リトルプレスと紹介されていて李もする)をお取り扱いできることになった。いつも、こんなに小さな書店でいいんだろうかとか、まだまだちっとも売れないのにとか、思ってばかりで、実際お声がけするときには逡巡しすぎて2、3カ月時が流れていたりする。
 ちいさな文藝誌は、思っていたよりもずっとたくましくて、それぞれの文章が力強く、すっくり立っていた。
 自分の体験と入れ替わり立ち替わりしながら読み進める。こうして追体験できるところが本の面白さでもあるけれど、と同時に、これはその人だから、その人が己の時間を積み上げてきたからこそ成し得た体験なんだとも思う。こんなふうに残せる筆力に圧倒される。
 片山玲子さんを恥ずかしながら存じ上げなかったのだけど(ほんとうに知らないことばかりで)、ボルヘスの文を何度も書いていたというくだりに、ちょっと泣きそうになる。前野健太さん、、今度愛媛に来られる、、そこから「冬の本」も読み返し、いい文章だなぁと思って、前野さんだけ読むつもりが、結局いくつか読み耽ってしまう。田尻さん、ここにも寄稿されてたのか、取り上げているのはユベール・マンガレリ。あ、これは、私も古本屋さんで勧められて読んだなぁ、どこだっけ、ユベールマンガレリ、、っとなったところで、お客さん。いけない、そうだ、「ぽかん」に文章を添えて陳列させるんだった。

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by geroken | 2018-10-09 19:12 | 日記 | Comments(0)

読む

 「やなぎ堂書店」のときにニックさんから聞いて、中沢新一さんと高橋源一郎さんが松山に来ることを初めて知る。なにそれ、行きたい!と言うも、チケットは完売、チケットのない人は聞けないんだという。なにそれ!中沢さん、学生のころから知っとるし!カイエ・ソバージュ、どれだけかぶりつきで読んだと思っとるん!私のほうが好きよ、中沢さん!と思うも、仕方ない、聴くって、思いの強さ関係なしに誰が聴いてもいいんよね、、わかっとる!というわけで、またカイエ・ソバージュを読み返してる。知りたいことが全部書いてあるかもしれない。
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by geroken | 2018-09-28 17:21 | 日記 | Comments(0)

読む

 「平成って一体何だったんだろう」と思ったときに、森さんに立ち返りたくなった。それは春の話。春は「A]を読んでいた。晩春、初夏、とA2、A3と読み進めているさなかの執行。ずっと離れない晩餐時の笑顔。これはいったいなんなんだろう。何年もかけて。同じところで足踏み、どころか、足を止めさせて。ああでも、忘れてくれる私たちがいるから、私たちが可能にしていることなんだろう。どうすればいいのかなんてなんにもわからずに、ただただ思考停止には陥りたくない、じっと、読むしかなくて。
 その後、「アンダーグラウンド」、「黄泉の犬」と導かれていって、辿り着いた先はヘッセの「シッダールタ」。



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by geroken | 2018-09-28 16:30 | 日記 | Comments(0)

聴く

声を聴きに。シアターねこへ。



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by geroken | 2018-08-12 17:43 | 日記 | Comments(0)

読書

いろんな人が本を貸してくれる。矢部太郎さんや福丸やすこさん、三好銀さんの漫画を読む。それから、宇佐美まことさん。お取り扱いしたいけどなかなか厳しそう・・。久しぶりにミステリーにどっぷり浸かる。

内田洋子さんの「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋」を読む。内田さんのエッセイはノンフィクションなのにフィクションのような魔法がかかっているけど、これも然り。すべてが良い。何度も胸打たれる。本を売る者の気概が満ちている。「なぜ、山の住人が食材や日用品ではなく、本を売り歩くようになったのだろう。(p.7)」長い旅の果てに次の答えに辿り着く。「<世の中に自分が信じるものを届けたい>。村人にとって、それが本だった。この人たちは、きっと神様から選ばれた特使なのです。<さあ旅に出なさい。世界じゅうに文化を届けるのです>とね」(p.284)

管啓次郎さんが好きだ。と改めて思いながら「本は読めないものだから心配するな」を読む。「歩くこと」についてのくだり。「もしわれわれのだれもが日常生活の中で毎日少なくとも20キロから30キロの距離を歩くことを基本として社会のあらゆる成り立ちが見直されたなら、物質的にも精神的にも、現代のいかに多くの問題が解決されることだろう。」「無用の歩行、気まぐれな小さな旅を、少しずつ、しかし確実に、自分の暮らしの中にとりもどすことにしよう。」(p.20)いつも、「どうやって本を選んでいるのか」という問いに全くうまく答えられないのだけど(その質問自体が私には不可解で)、「あらゆる本はあらゆる本へと、あらゆるページはあらゆるページへと、瞬時のうちに連結されてはまた離れることをくりかえしている。」(p.8)そう、そうなのです、全部、繋がっているから、、ただただぜーーんぶ繋がっているから、、っていうだけなのです、、って、全然その人が望む答えになっていないんだろうなぁということはなんとなくわかるから、言い淀むのだけど、狼狽えて、無理やり言葉を継ぎ足して、たいして思ってもいないことを言ってしまうのはやめよう、潔く言い淀もう、と思っている、最近。幾度となく後悔を繰り返してようやく。そして「書店の『共和国』は、ドルを参照枠とするお金の『共和国』に、対抗する。反乱を宣告する。」(p.22)!「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋」に引き戻されながら以下の文。「独立。どうすればよいのか?世の中で起きていることを知らなければ。もっと情報を!そして本である。」(p.206)

「潮を打つように本を読みたいとぼくはいつも思ってきた。世界にむきあい世界に覚醒するための読書、遠くを見て遠い声を聴き遠くを知るための読書をしたい。」(p.100)私もそんな読書がしたい、してきた、つもりで、これからも。潮の香りのする此処で。

日々、メールや手紙を通して深い対話が続いている。忘れないように、忘れないように。ふと抱えきれなくて、とりこぼしてしまいそうになるけど、大事に覚えておきたいことがたくさんある。



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by geroken | 2018-07-19 17:36 | 日記 | Comments(0)

アルテリ五号 届きました

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おおきな存在でした
朝 目が覚めたら 石牟礼さんのいない世界になっていました
生前に もっともっと近づいていなければならなかった なのに
亡くなられた途端 近くに感じられるような気もするから不思議です
身体から自由になったのだから 当然なのでしょうか
それでも やはり生前に・・・もっと もっと でした

まだまだ足りないことだらけの私は どうやったら 届けられるのだろうかと
頼りなくふらふらと佇むばかりですが

ただただ 読んで 引き継いでゆくしかないのだと思います

過去のことなどなにもないのだと
文学は なによりも 強いのだと
けれども 強さの誇示がしたいわけではないのだと、、
ひとりでも多くの人に 手渡せますように

ご冥福を心よりお祈り申し上げます





「石牟礼道子さんが亡くなられた。現代日本で最も大きな問いを生きた書き手の一人であり、真の意味における闘士だった。哀悼の意を表そうとする者は、祈りと共に、その書物を読むのがよい。そして読み続けるのがよいと思う。人は死の後も消えることがないとは、この稀代の詩人の確信だったからである。」
(若松英輔)

橙書店blog → 


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by geroken | 2018-02-20 15:52 | お知らせ | Comments(0)

最近の本

而立書房さんより。
こう見えて 漫画です。
漫画雑誌「ガロ」で、安部慎一、古川益三と並び〝三羽烏〟と称された 鈴木翁二さん。
穂村弘さんの推薦文がまたいいです。
ぜひ。

「永遠」の匂いがする。
濃い。
たまらない。
──推薦・穂村弘

「かたわれワルツ」鈴木翁二

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同じく 而立書房さんより。
「おじいさんおばあさんの子どもの頃 日本は戦争をした」
”1980年前後、「家族に戦争体験を書いてもらう」という小学校の課題がありました。
そこに寄せられた、祖父母から孫への肉筆の手紙には、嘘のない子供を思うまごころがこめられています。”
戦争の記憶を伝えるために。


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平凡社さんの STANDARD BOOKS、
最新刊は ハンセン病患者に寄り添い続けた精神科医・神谷美恵子さんの随想です。
「神谷美恵子 島の診療記録から」


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宮崎かづゑさんの 「長い道」「私は一本の木」もあわせて ぜひ。
「私は一本の木」では 端々に怒りも滲みますが 私は闘病記ではないと感じました。
なんとも形容し難い ありのままに綴られる長島での日々。

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そしてもう何度目かの再入荷になるのですが、
翻訳できない世界のことば


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新しく刊行された
なくなりそうな世界のことば


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店頭か Web → https://geroken.thebase.in/ にて
よろしくお願いいたします












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by geroken | 2017-10-06 17:14 | お知らせ | Comments(0)

最近の本

「北と南」と「ヒロイヨミ社」さんの「ほんほん蒸気」入荷しました
熊本のmy chair booksさんで購入して 大好きだったので うれしい
詩がどんどん読みたくなる 1号 と 港町の三津浜にも似合う 2号
丁寧につくられた冊子です、ぜひ手に取ってみてください


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あわせて 「ヒロイヨミ」もひさしぶりに再入荷しました
封筒を開いたときの わあっ という感覚、共有したくなる、ひっそりと

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中央公論新社から出ました野尻 抱影と山口 誓子の「星戀(ほしこい)」も届きました

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平凡社のSTANDARD BOOKSシリーズの中の1冊「野尻 抱影 星は周る」と併せて読みたい、、
STANDARD BOOKSは 選び抜かれた人も 装丁も どれも素敵で
そうくるかぁという 毎回小憎いセレクション
もうすぐ最新巻も届きます

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若松英輔さんの亜紀書房から出ました「生きていくうえで、かけがえのないこと
若松さんの東京で開かれている「読むと書く」講座を受講して一年経ちました・・
いまでも かけがえのない時間だったなぁと思い出します
みんなで読んだ「苦海浄土」、、
読むのに覚悟が必要で なかなか読めない石牟礼道子さんを、いま、読みたい、読もうっという稀に見るモードに突入・・!
しているのに、手元に本がないっ・・貸し出し中でした、、
頼むよ〜 返却願います


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若松さんの「悲しみの秘義」も ぜひ


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染織家である志村ふくみさんとの往復書簡集「緋の舟」も


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こんな本も入りました
イヌイットの壁かけ


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秋の散策がてら どうぞお越しください

もちろん BASE、メール からも承っております
(nekocycle★gmail.com )(★→@)











「死の棘」読み終わりましたが どうにもしんどいです


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by geroken | 2017-09-22 18:13 | お知らせ | Comments(0)