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 ちょっと時間が空いた上、すこし遠出をしていたので、普段あまり来れないブックオフへ。本を選ぶのも、本を買うのも、最近楽しい。いいことだ。先月、神戸に行ったときも、古本屋巡りをしたいという気持ちになっていたし。旅行をしても、本屋さんに行く気が沸かなかったり、イベントに顔を出しても、本を眺めることができなかったり、悲しいかな、そういう時期もある。お店としての本の業務はもりもりできるのに。
 出したり、戻したり、行ったり来たりしながら、江國さんのエッセイと、宮下さんのエッセイを買った。宮下さんは「神様の遊ぶ庭」というエッセイがとても好きで。表紙の絵もタイトルも好き。お取り扱いしたのだけど、新潮社さんなのでままならない。心の中には常に置いてあるんだけどなぁ。小説はまだ、2、3冊しか読んだことなくて、今のところ、たった1冊のエッセイのほうが、私にとっては比重が大きい。(宮下さんは”小説の人”だと、なんにも知らないのに思っているので、失礼なことかもしれないし、勝手なことを言ってすみません。)「はじめからその話をすればよかった」。穂村さんの本のタイトルにもありそうだなって笑みがこぼれる。最初の方に、「面倒屋」であり、「趣味はぼんやりすること」だというくだりがあり、私も私も、と思うけど、”バリバリ書いている人”が言うからかっこいいんよねぇ、、(ご本人は、謙遜されるかもしれないし、そんな容易い表現で片付けられたくないと、反論もあるかもしれないけど、やっぱり”バリバリ書いている人”なのだ。)私の方が「真の」面倒屋でぼんやり持ちだと、妙な対抗心。
 休みの日だけど、本のお取り寄せの注文が入る。ありがたい。できないことが、たくさんあって。悔しい思いをしたり、悲しい気持ちになったり、そんなの数えきれない。ただただ、できることをひとつひとつ誠実に。受け止めてくれる人たちも、ちゃんといる。

by geroken | 2019-09-07 19:27 | 日記