アルテリ のこと

こういうこと書くの 苦手です。
なんで苦手なのか、、よくわからないけど、
誰かが「"チャリティ"というのはセンシティブな言葉だ」とおっしゃっていて、
うん、たぶん、そういうことなんだろうなぁ、

でも みなさんから頂いたお金なのでちゃんと報告せねば。

2016年2月22日生まれの「アルテリ」という熊本の文芸誌があります。
熊本市にある「橙書店」という本屋さんから生まれた文芸誌です。
蛙軒に入荷した「アルテリ」が完売しまして、その売り上げを全額、橙書店に寄付させていただきました。
橙書店の店主、久子さんを通して、
アルテリ関係の被災された方々の元へ渡ります。
事後報告になりましたが、、
「アルテリ」が入荷したのは2月だったので、その頃はこんなことになるとは、、で、
いろいろとまとまらない日々だったけど、ブックマルシェの頃に、こうしよう、と決めて、10冊完売した時点で、寄付させていただきました。

「アルテリ」とは、「職人の自主的な共同組織」を意味する言葉。。この言葉だけでもう、、ね。





ちょっとだけ、、橙書店やアルテリ、震災のこと。

学生時代を過ごした熊本で、好きなカフェの一つだった「orange」。
狭い路地に、白い壁に、しらたまちゃん。ブラッドオレンジジュース。
しばらく経って、orangeの隣に「橙書店」という本屋さんが併設されて、
当時からカフェに置いてある本も好きなものばかりだったから、
わぁ なんて そんな 素敵なことが・・・!と、
愛媛に来てからも、熊本に帰るたびに寄っていた場所。

もちろんお店の方とは全然話さないし、
向こうはこっちがわからないと思うんだけど、
勝手にものすごく親近感のある場所で。。
「アルテリ」が生まれたとき、こんな時代に文芸誌が生まれること、
ほんとに、ほんとに、嬉しかった。
京二さんの言葉を読むだけで、泣きそうになった。


そう、そして、九州で、震災。

大事な故郷、九州。
去年、とても濃い濃い旅をした熊本。

なんだか、ほんとうに、たいへんで。

さっさと前をむいて自分にできることをしよう!動こう! というのも違って、
なにも言わずに当たり前の日常を粛々と送ることが大事 というのも違って、

ただただ 揺れていること、
揺れているひとつひとつの家の中に人がいること、
寒さ
暗さ
不安
そういうこと ひとつひとつ じわ じわ と 身体中にまわっていくようで、
それら ひとつ ひとつ を 感じ取って、
どうしようもなく悲しくて、

無事でよかったね て最後まで言えなくて、
よくないよね、こわいよね、寒いよね て泣いて、
友だちの声を聴いても、思い出しても、悲しくて、

ただただ そういう日々でした。


だいぶ動揺したけど、
真っ先に、なにか出来ることがあればするよ、て言ってくれた人がいたから、
立て直せたのかな、、

私が熊本と繋がっていることを知ってくれている人がいること、
同じように熊本を心配してくれている人がいることが、
何事もなかったかのように過ぎて行く時間のなかで、
遠い地に来ていることを痛感せざるを得ない私を、支えてくれました。

「アルテリ」があって、よかったなぁて思いました。
「アルテリ」を売れる自分になっていて、よかったなぁて思いました。

「アルテリ」を置いているだけで、あ! てわかってくれる人がいて、
欲しいて言ってくれる人がいて、
新しく知ってくれる人がいて、
救われている、、のだと思います。

そうしてまわりを見渡して、こんなに天災が何度も起こっても、
なんてむずかしい世の中なのだろうと思います。
全部ぜんぶ、繋がっているのに。
もっと、ころっと、うまくいかないものか、、。

それでも、私には本があって、音楽があって、
ありがとうてたくさん思う。



て、書いてるそばから今日もアルテリが売れました。
「アルテリ」再入荷していますので、よろしくお願いします。
来週も火・木・金、開いてます。
4月と5月のイベントのこと、ライヴのこと、書きたいことはたくさん、、
あ。ミチルさんのハンコのことも、、
そうそう、尾道に行ったし、愛知も行ったし、、
また、今度。





by geroken | 2016-06-03 15:37 | 日記 | Comments(0)